岡部小学校 親子ふれあい郷土探検!!

「親子ふれあい郷土探検」にご参加いただきありがとうございます。親子でキーワードラリーを楽しみながら、郷土の話題で盛り上がっていただけましたら幸いです。(*^ワ^*)  このイベントの実施期間は令和2年11月15日(日)9時~11月29日(日)15時です。

若宮八幡宮 わかみやはちまんぐう

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みかの原 わきて流るる 泉川
いつみきとてか 恋しかるらむ

これは、百人一首のなかの一つで、中納言兼輔さんの和歌です。
兼輔さんは、三十六歌仙の一人でもある平安時代の和歌の名人です。

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本名は藤原兼輔といい、賀茂川のほとりに住んでいたため、「堤」という通称で呼ばれていたそうです。
中納言」というのは、「太政官」の次の位で、当時醍醐天皇に直接仕える身分の高い方です。
そんなすごい方が、908年という平安時代の初期に、仮宿の朝日山のふもとに住まわれ、信仰が深かった京都の「石清水八幡宮」の神の御分霊を、岡部山の南端の通称松山というこの地にお迎えしてお祀りされたのが、若宮八幡宮なのです。

八幡神は、元は九州宇佐氏が守護神として祀っていた神様で、奈良時代の初め頃、大仏建立の成就を願って奈良に祀られた、「手向山八幡宮」が、大和朝廷の信仰を得た初めで、860年に国の災いや戦乱をしずめ国の平安を守る神として京都の男山に祀られたのが「石清水八幡宮」なのです。
つまり、そのわずか48年後の908年に若宮八幡宮が祀られていることから、その期待した信仰の深さがわかります。

八幡神は、その後、源氏の守り神としても信仰され、初めから仏教と習合した、特殊な信仰形態で全国に広まって行きました。
現在神社本庁に登録されている神社は約8万社あるそうですが、その約3分の1が八幡様なのだそうで、いかに全国で八幡様が進行されているかがわかります。
その数多い神社のなかで、日本の歴史上トップクラスの貴族が祀った岡部の「若宮八幡宮」のすごさがお分かりいただけると思います。

 

 

 

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いちのとりい

 

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せつめいばん

 

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せつめいばん

 

 

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とりい

 

 

岡部町内最古の木造建築物 若宮八幡宮本殿 

本殿は、最初に源義家という人が1090年ころに造営したそうです。

その後、1150年頃に岡部権守清綱という人が造営し、それ以降は、岡部氏によってずっと造営と修復が行われて来たそうです。

今の建物は、かれこれ330年前の貞享三年(1686年)に造られたもので、岡部町内の木造建築物としては、最古のものだと推定されるそうです。

すごいですね。

 

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ほんでん

 

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拝殿 はいでん

 

 

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堤神社

 

 

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