正應院 しょうおういん
正應院(しょうおういん)のせつめい
しょうおういんは日蓮宗のお寺です。
もとは、永世3年(1506年)に伊豆韮山に建てられたお寺でしたが、昭和15年(1940年)に、日龍上人によって岡部に移転されました。
さんもん
山門は、日勇上人の生家・佐藤家の先祖供養のために、昭和57年に総ケヤキ唐様造りで建立されました。
本堂は、日蓮聖人がお生まれになって750年のお祝いと、日勇上人改宗50年の記念として、壇信徒の寄附丹誠を募り、昭和44年に3年間を費やして建立されました。
お釈迦様の慈悲に包まれた法華経の世界や、悟りを開いた仏様たちの境地を、日蓮聖人が魂を込め、文字をもって表現された大曼荼羅を、東海一の大きさを誇る大ケヤキ板に、京都の彫師清水末氏が彫り、それを御本尊としています。
多寶塔(たほうとう)という建物です。
ここの多寶塔(たほうとう)は、駿河路ひとつしかないものです。
日勇上人の第50回忌を記念して、信者が提案して、静岡県のスーパー大工松浦茂治氏に頼んで、昭和54年に和様素木造りで7年間をかけて建立されました。
日蓮宗(にちれんしゅう)とは
日蓮宗の宗祖、日蓮聖人は、相次ぐ自然災害や争乱などで混乱を極めた鎌倉時代に生き、幾多の困難に見舞われながらも、強い信念のもと、お釈迦さまの教えを日本の地でひろめた人物です。
人々の苦しみを取り除き、社会全体が幸せになるように願った日蓮聖人は、来世ではなく"今を生きる"ことの大切さを説き、法華経への信仰にその生涯を捧げました。
日蓮聖人が説く、お釈迦さまの功徳が集約された「お題目」の世界は、今もなお多くの人々の心の拠り所となっています。
お釈迦さまの教え(言葉)をまとめた「お経」の数は、「8万4千」といわれています。
その中でも、日蓮宗が一番大切にしている教えが「法華経」(正しくは『妙法蓮華経』)です。この法華経には、お釈迦さまの本当の心があらわされており、すべてのお経が含まれています。まさに、この世をイキイキと生きるための仏教のエッセンスがつまった"教えの集大成"とも呼べるものです。
日蓮宗の宗祖・日蓮聖人は、法華経こそが困難な時代を生きるあらゆる人々を救う最も尊いお経であると、説き続けられました。
引用元:日蓮宗~いのちに合掌~
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