専称寺 せんしょうじ
江戸時代から続く、「一ト火灸(ひとひきゅう)」の灸療法 専称寺
せんしょうじは、今から420ねんよりまえ、せんごくじだいに じょうどしゅうのお寺としてたてられました。
せんしょうじでは、えどじだいのはじめごろ 「一ト火灸(ひとひきゅう)」というお灸のやり方をおしえてもらい そのころから東海道をたびするひとびとの ちりょうをしてきました。
そして、えどじだいからつづき、今でもお灸のちりょうがおこなわれています。
専称寺は、宇津ノ谷峠に隣接した岡部宿の中心地にあり、往来する人々の安全を見守ってきたお寺です。
曹洞宗が山の麓に位置するのに対し、浄土宗の専称寺が街中にあるのも宗派の関係によるところだそうです。
【岡小PTAから保護者のみなさまへのお願い】
専称寺さんでは、市の文化財の管理のため、本堂の見学は通常予約制となっておりますので、見学を希望する場合は電話にて予約をお願いします。
電話 054-667-0242
ただし、令和2年11月23日(月・祝)、28日(土)は行事等のため見学することはできません。
もし、見学をされる場合は、施設内で破損などの事故が起きないよう、くれぐれもご注意ください。
【見学される方へのお願い】
見学される場合、は感染症防止対策のうえ、しずかにご覧いただくようお願いします。
本堂に入る場合、つぎのことをお守りください。
①マスクを着用してください。
②入り口で手指の消毒をお願いします。
③本堂正面ご本尊阿弥陀仏に合掌礼拝をお願いします。
④正面床板部分は入らないでください。
④密にならないようにゆっくりとソーシャルディスタンスを保ちながらご覧ください。
ほんどうのなかは、きちょうなものがたくさんならんでいるから、しずかに見させてもらいましょう。
ほんどうにはいったら、まずしょうめんの「ごほんぞん あみだぶつ」に てをあわせて れい をして ごあいさつしてね。
ゆか板のところは入らないようにしてね。
やくしどうは、ほんどうからはいることができます。
むかしから、ちりょうにおとずれたひとびとが、びょうきなどをなおしてくれるというやくしにょらいにおまいりし、りょうがわのまもりほんぞんをおまいりしてから ちりょうをうけていました。
専称寺の現在も行われているお灸の治療「一ト火灸(ひとひきゅう)」の歴史は、江戸時代にさかのぼります。
江戸時代の初め頃、幡随意上人(ばんずいいしょうにん)という学僧から伝授してもらったのが始まりです。
この方は、徳川幕府の鎖国政策によって家康の命を受け1612年に九州有馬のキリシタン折伏(しゃくぶく)によってキリスト教をやめさせる事業を行った人物でもあったそうです。
一ト火灸療法は、代々の住職に伝授され、街道を往来する人々や村の住人に治療が行われてきました。そして、現在もこの療法にあずかる人々が訪れています。
たかさ50センチメートルで、さいぎょうほうしの たびすがたをしたぞうです。
えどじだいの きょうほう11ねん(1726ねん)につくられました。
西行法師の旅姿をした西行座像木像は、元は十石坂観音堂(岡部町岡部川原町)に安置されていました。
現在は藤枝市の文化財に指定され、ここ専称寺に保管されています。
この像には、1726年に江戸湯島天神の西に住んでいた柑本南甫(こうもとなんぽ)が西林寺に奉納したと浦底に記されています。
高さは50センチメートルほどの小ぶりなものですが、西行法師はこんなかんじだったんだろうなぁと思わせるような、風雅で温和はお顔立ちをしています。
たかさ54センチメートルの、怒りのぎょうそうが ちからづよくひょうげんされています。かまくらじだいにつくられたそうです。
今では、毎月の不動尊の縁日に以前不動院にあった不動堂にお戻しし、お祭りの供養を行っています。
不動明王は、普段は柔和な大日如来が、優しさだけでは通用しない人々を救済するために、あえて怒りの形相をしているのです。
邪悪な相手には徹底的に厳しく、人が間違った道へ進もうとした時には、正しい道へと戻れるように諭してくれる存在であり、全国各地ではお不動さん、または不動尊と呼ばれ親しまれています。
迷いの世界から煩悩を絶ちきり、仏の道を教えてくれる尊い存在なのです。
引用元:よりそうお葬式
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